医学部合格応援団◇息子のための英文法演習ブログ

ロンドン単身赴任の米国公認会計士が、息子のために医学部受験向けに英語を解説しています。

修羅の国出身だからこそ言いたい

私は白人を見かけたら「アメリカ人だ」と指を差すような、民度の低い田舎出身です。ネットでは近年、修羅の国として知られています。

近所では、ステテコ姿のおじちゃんたちが闘鶏に興じていました。上半身は裸なので、入れ墨もバッチリ見えています。今思うとあれはたぶん違法だなぁ。お金賭けてないと、あんなに燃えないよねぇ。子供の目もあるんだから、そこらの空き地で闘鶏とかやって欲しくなかったな…。

中学校も、テレビドラマにないほどの荒れ方でした。ガラスが割られ過ぎて修理に2,000万もかかり、教頭先生が全校集会で「もう止めてください」と泣き伏しましたよ。

同級生は近隣中学に鉄パイプで殴り込みをかけたし、その彼氏は刺傷事件を起こして少年院送り、小学校の同級生にいたっては近所の子を誘拐殺人してしばらくワイドショーで騒がれました。さすが修羅の国、なんでもありです。そういえば私も、不良が投げた椅子が当たって、肘の神経が麻痺して入院・手術になりました。

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そんな町の荒れた中学になぜか、英検1級を持つきれいな女の先生が赴任してきました。奥田先生といいます。アメリカとイギリスに数年ずつ住んでいたそうです。

その先生を見ていたら「英語ができると世界が広がるんだな」と目の前が開ける気がしました。「もしかしたら、このチンパンジーの群れから出て、人間デビュー出来るかも」

これは大きな転機でしたね。

まだ中学2年生でしたから、たいしたことは習っていません。あっという間に英語が一番の得意科目になりました。あそこで奥田先生に出会っていなかったら、自分に修羅の国を出るという選択肢があるとは気づかなかったかもしれません。前の英語教師なんて、英検3級を自慢していましたから。

 

 英語は得手不得手が大きい科目です。必ずここで100点を取れるようになると、受験戦争で一歩先んじることができます。しかも、みんなヨーイドンで中学から始めるので挽回がききやすいという特長があります。

うちは親の方針により、塾に行かせてもらえませんでした。自分でやれる勉強は、授業の予習復習と買い込んだ参考書程度です。それでも英語は、そもそも習う絶対量が知れています。ある程度すると、見たことのある問題ばかりになって、学校のテストはすべて満点、偏差値は70を切らないというレベルになりました。英語はやればやるだけ飛躍的に勉強が楽になる、珍しい科目だと思います。

 

「どうしても英語は嫌いだ」

「苦手でアルファベットも見たくない」、

「日本人がなんで英語なんか…」

こういう気持ちを持つ生徒さんは、一定割合います。自分だけは、そうならないように。

そういう英語アレルギーの人たちは苦しみの中に置き去りにして、徹底的に英語を味方につけましょう。そして、志望校合格をもぎ取ってください。