息子の医学部合格応援団!英語満点を目指す演習ブログ

ロンドンから月水金更新。英検1級の公認会計士が、入試でよく出る英文法や単語を詳しく解説しています。

英単語ネット検索・2016年間ランキング9〜10位の解答

半年振りに戻った日本での1週間は、とても長く感じました。毎日会議会議で、仕事が進まない...。

明日も寒気が強いようですが、娘と六本木ヒルズあたりに繰り出そうと思っています。気分転換しないとねぇ。

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それでは、2016年のweblio英単語検索ランキングで9位と10位だった単語について、解説します。

 

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9

①「その方法を適用すれば、ちゃんと正しい解決ができるはずだ。」

If we ( apply that methodology, we should be able to get to the right solution.

 

②「この仕事の申込書は、すごく長いね。」

An( application form for this role is very lengthy. 

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このapplyもconsiderと同じく、少しがいとっつきにくい単語です。だからネット検索が多いのかもしれません。

一番よく使う意味は「申し込む」という動詞で、名詞形は②applicationです。「申込書」はan application formですね。Applicationというと、ここ10年はダウンロードするアプリを指すことも増えました。オックスフォード英英辞書でもこの意味が最初に載っています。

lengthyという形容詞は、簡単な形容詞longの仲間です。ただlengthy > longのような感じで、ただ長いというより「長過ぎ」のような意味合いを持ちます。

en.oxforddictionaries.com

もうひとつよく使うapplyの意味は、①の「適用する」「実行する」という動詞形です。methodologyは日本語でメソッドとして定着していますね。「方法」「やり方」を指します。

あとは意外なところで、「(薬などを)表面に塗り伸ばす」という意味もあります。オックスフォード英英辞典では3つ目に掲載されています。

またイディオムではapply ~self to xxxで、「~さんはxxxに注力する」という意味です。これは英英辞典の4番目に書いてあります。

①には他に、get toというイディオムも使われています。同義語を覚えていますか?「~にたどり着く」という意味ですので、arrive at~やmake it to~、reach~などですね。この中でmake it to~は他の2つと違って、普通に到着するという意味より、「何とかしてたどり着く」という意味合いが強いです。

 

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10

①望みは大きく持て。ただし最悪の事態に備えよ。」

Hope for the best, but prepare for the worst.  

 

②「そんなばかばかしい勘違いは二度としないよう、次回はもっと準備しておくように。」

You need to be more ( prepared / to prevent recurrence of such silly misunderstanding.

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①はことわざです。前半と後半に分かれますが、両方とも動詞で始まる命令形です。まず前半の

Hope for the best.

は「the bestを希望しなさい」と言っています。

 

形容詞xxxの前にtheをつけると、「xxxなものすべて」という名詞となります。つまり、「望むなら最高のものを」と励ましています。bestは最上級でしたね。もとの「(単純に)良い」はgoodで、「より良い」のはbetter、そして最高がbestです。

 後半も同じ文型が使われています。ただし今度はbestの反対語、worstが使われています。これはもとの「悪い」がbad、それから「より悪い」とworse、それから「最悪なもの」がworstです。

 

prepare for~は「~のために準備する」「~に備える」という言い方です。後半の文は

★Prepare for the worst.

ですから、「the worstに備えよ」。つまり「最悪の状態に備えなさい」という意味となります。つまり「望むときは最高のものを、ただし最悪の事態に備えておきなさい」という人生の知恵でした。

 

prepareという動詞は、名詞形がpreparationで「準備」、形容詞がprepared+for~で「~に対して備えができている」「~用の準備万端な」という意味になります。これはbe ready for~と同じ意味です。

さて、この形容詞が②に登場しています。

 

★You need to be more prepared.

で「もっとよく準備するようにする必要がある」と相手を責める言い方をしています。何のためにもっと準備が必要かというのは、文の後半に書いてあります。

まずpreventはきわめて大切な動詞で、「~の阻害をする」という意味です。イディオムでprevent A from B+ingという形で頻出し、「AがBするのを防ぐ、または邪魔する」となります。

 

recurrenceは珍しい単語ですが、勘の良い方はこれまで何度も書いた接続辞reを思い浮かべたかもしれませんね。意味は「再び」「戻る」などで、repeat「反復する」やrepair「元の状態に戻す」「修繕する」などの仲間です。recurrenceはre + occur「起きる」で、「再度起きる」つまり「再発する」ですね。まとめるとto prevent recurrence of~で「~の再発を防ぐために」です。

~部分にはsuch a silly misunderstandingとありますから、「そんな馬鹿らしい誤解」という意味ですね。a very silly misunderstandingでも同じ意味です。sillyは「馬鹿な」という形容詞ですが、よく使うstupidが非難の意味の強い「馬鹿な」という意味なのに対し、sillyは軽めというかうっかりミス的な意味です。

 

つまり何か失敗して自分のことを「馬鹿だなぁ」というのは

★That’s stupid of me.

でいいですが、この文のように自分でない人を責める場合はstupidでは強くなりすぎるのでsillyを使う方が少し柔らかな印象になります。

 

あと以下の記事、フランス語派生の「純粋な」という意味で使う外来語ナイーブnaiveが実は、英語では「世間知らずで馬鹿の」というひどい意味となるとご紹介したのを覚えていますか?

http://blog.hatena.ne.jp/medicpress-harada/medicpress-harada.hatenablog.com/edit?entry=10328749687209079763

★It was naive of him to believe in such a fishy story.

★He was naive enough to believe in such a fishy story.

などの文で「そんなうさん臭い話を信じるなんて、あいつは世間知らずだ。」という意味でとなります。

fishyはfishっぽい、つまり「魚臭い」転じて「うさん臭い」「怪しい」という形容詞です。