医学部合格応援団◇息子のための英文法演習ブログ

ロンドン単身赴任の米国公認会計士が、息子のために医学部受験向けに英語を解説しています。

息子よ、おじいちゃんが喜んだぞ

今日は国公立大学の二次試験でしたね。この日のために頑張って来た皆さんは、きっとホッとしておられるでしょう。数年後には、うちの息子も希望通り北海道大学医学部を受験しているといいなぁ。

 

今日は、1年ぶりに長崎観光に来ています。去年の1月も福岡出張があり、休日に父と娘を連れて長崎を訪れました。あまりに楽しかったので、今回は2泊します。

娘が嫌がったので、見たかった軍艦島には行きません。父にも行ったことあるかと聞いたのですが、愚問だったようで、

「大学の頃、あそこで荷を担ぐバイトをしていた」

と言われてしまいました。

そういう面白い話は30年ぐらい前にして欲しかったよ、お父さん。寡黙な父は、子供たちに何も言わないのです。

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父は10数年前の日曜日、書斎で倒れました。脳梗塞です。九州男児らしく、無茶な酒の飲み方をするのは手術後も変わりませんでした。そのせいか、毎年5歳ずつ年をとるような急激な衰えを見せるようになり、70を超えた昨年のCT検査では、細かい脳の血管があちこちから漏れていると言われたそうです。画像が真っ白だと。

最初に倒れた時から麻痺があった左足は、ほんのよちよち歩きしか出来なくなりました。去年はなんとか歩いて長崎観光をしましたが、今年は車椅子です。

 

ロンドン暮らしでは、電話嫌いな父と話す機会はめったにありません。息子が北海道大学医学部を目指していることは、今日ハウステンボスから乗った電車の中で初めて伝えました。破顔一笑、「ほう、それはそれは」と喜んでいました。

先述の通り寡黙な父ですから、「ほう、それはそれは」と言うのは最大限の賛辞です。私が聞いた限りでは、1999年のTOEICで私が日本一になった時以来の喜び方でした。

 

息子よ、医学部を目指しているのをおじいちゃんが喜んでくれたよ。おじいちゃんに褒められるなんて、10年に1度のすごいことです。

お正月に会ったよね。その時に君が教科書をたくさん背負って帰省したのも、ちゃんと覚えていたよ。君の頑張りがおじいちゃんの渋い顔に笑顔を運んだことを、心から誇りに思います。