医学部合格応援団◆英語上級者向け演習ブログ

ロンドンから隔日更新。英検1級の公認会計士が、入試でよく出る英文法や単語を詳しく解説しています。

長文読解問題のまとめ

この2ヶ月間、医学部の入試予想問題とその解説を中心にブログを書いてきました。これまで11題を出題して、うち6つは長文読解です。ここでいったん難易度別に整理しますね。

長文読解の例文は、入試本番の傾向に合わせてあまり長くない文章を選んでいます。新聞記事などは、必要に応じて抜粋して短くすることも多いです。

ただ、藤田保健衛生大の予想問題にしたケネディ大統領のスピーチは、世紀の名演説と言われたものでした。元の英語本体が格調高く、あちこち中略したにも関わらず、長さも難易度もこれまでの予想問題で一番となっています。

1. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/02/11/藤田保健衛生大学の入試予想問題─長文編

一方で、時事問題として出したトランプ大統領の施政表明演説は、分かりやすい表現が中心でした。

トランプ大統領は、アメリカの経済発展から取り残されたwhite trashと呼ばれる白人貧困層を支持基盤として当選しています。よって、彼らにも分かるよう小・中学生レベルの英語で語りかけます。

2. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/03/02/長文読解_─_単語の補充

ただし予想問題自体は、選択肢でなく単語を書き込むタイプでした。ちょっと難しかったかので、ヒントも書きました。

2.1 http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/03/03/医学部の予想問題_─_単語の補充・ヒント

 

アメリカ人は3億人もいますが、その2割しかパスポートを持っておらず、自分の生まれた州から出たことのない人も多いです。日本は中国の首都だぐらいに思っている、恐ろしく無知なブルーカラーや無職の白人を指してwhite trashと呼びます。trashはgarbageと同じく、ゴミという意味です。

斜陽の街デトロイト出身、ラッパーのエミネムがこのwhite trashでした。中学校で3度も留年したそうです。彼がその生い立ちを振り切って、ラップで成功しようともがく姿を描いたのが映画「8 Mile」ですね。うちでは息子以外ラップは聴きませんが、エミネムは成功して本当によかった!

貧困、失業、ドラッグ、10代の妊娠など、社会問題まみれのwhite trash。一方、富豪の父から譲られた事業で成功したトランプ氏。この恵まれた大統領候補が、貧しい自分たちを代弁してくれるなどと、どうして彼らは勘違いしたのでしょう。そういうことすら分からない愚鈍な層から票を吸い上げた地点で、トランプ氏の戦略勝ちということかも?

ヒラリー・クリントン氏は、夫のクリントン大統領より収入が多かったという超エリート弁護士ですから、何よりその頭抜けた賢さが嫌われてしまった感じがします。皮肉なものですね。

f:id:medicpress-harada:20170319025322j:plain

さて、統計を扱った予想問題2つも、難易度は抑えめです。つまり、1問も落としてはいけないレベルということですね。

3. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/03/10/医学部入試予想問題_─_統計を含む長文

4. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/03/14/東邦大学の医学部予想問題_ー_長文読解

 

科学・テクノロジー系の2問では、日大医学部の予想問題として出した麻薬記事の方が、昨日のビットコイン関連の問題より難しいです。

5. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/02/21/日本大学医学部の入試予想問題_─_長文読解

難解な語句は、こちらで解説してあります。色々な合成麻薬の名前が出ますが、そんなもの知らなくても解ける!というめげない気持ちを養いましょう。

5.1 http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/02/23/日本大学医学部の入試予想問題_─_長文の解説②

実際の入試では、絶対に知らない単語が出題されます。適当に意味を予測して解く力がある者だけが、高得点を得るのです。これらの点については、日大医学部予想問題の解説に書きました。

 

今後は慶応大や慈恵医大など、「これは難易度が高いな」と思う最難関向けの英文法も取り上げていきます。ポーランド出張でまた飛行機に乗るので、その時にでもゴリゴリ作りたいです。

ただ、まずテクノロジー系の雑誌記事の答え合わせをしないといけませんね。

6. http://medicpress-harada.hatenablog.com/entry/2017/03/18/医学部予想問題_ー_テクノロジー関連の長文

 

問2の答えは下線部Bです。問1(下線部A)の解答と全文解説は、また明日以降に書きます。

The term “trust” and “cyber technology” are not often used in the same (A-1) sentence. The past year has seen an onslaught* of cyber hacks, forcing everyone to question security on the web. (B-1) Luckily, the growing Blockchain movement has the potential to reverse this (A-2) course of distrust.

Blockchain has been gaining awareness (B-2) thanks to the support of major technology and financial institutions, but there is still a great (B-3) deal of misunderstanding swirling* around the (A-3) term. Blockchain is an open, distributed ledger that seamlessly records transactions between two parties, thus increasing trust in the transfer of assets. Blockchain technology, most notably recognized for powering Bitcoin, is on the (B-4) verge of becoming one of 2017’s most transformational transactional applications.

Why does Blockchain matter?

The Internet (B-5) comprises the foundation of our existence; almost every aspect of today’s culture runs on the web and relies on its ability to store information and transactions. Since the Internet’s (A-4) inception, the way that information has been stored and retrieved* has been largely untouched – until Blockchain (A-5) came along. As the Harvard Business Review recently expounded*, the goal of Blockchain is to decentralize data, (B-6) thus creating a shared, globally accessible network; this decentralization of data has the power to revolutionize the world.

Early conceptions of the Internet imagined a virtual structure free of hierarchy. That promise has been (B-7) half-delivered; while it’s true that the Internet is widely accessible (given that those attempting to access it live in an environment with infrastructure built for the Internet) technology corporations and governments have largely been in control. An open system is especially (A-6) intriguing for burgeoning* entrepreneurs and small business owners because it solves many of the problems (A-7) plaguing small businesses today: payment scams, transactional (A-8) disputes, and data storage. Blockchain provides business owners (B-8) with the opportunity to enhance internal operational and external customer satisfaction.

 

↓ このバナーを押すと、日本中の受験応援ブログが読めます!

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ
にほんブログ村