センター予想問題 ─ 英会話文の並べ替え・解説
英会話文の並べ替えは、Q1のように理屈なしでリズムで覚えるしかないものと、Q2やQ3のように理屈でなんとか予想できるタイプとあります。どちらもセンターや二時試験で出題される可能性があります。予想問題本文はこちらです。
medicpress-harada.hatenablog.com
Q1は生徒と先生の会話でした。
Student 生徒: Mrs. Pratt, we heard that Mr. Hard had a car accident this morning.
プラット先生、ハード先生が今朝事故に遭ったと聞きました。
Is he injured?
怪我したんですか?
injureは「怪我をする」という動詞です。
★ Kenneth fell from the stairs and injured himself. ケネスは階段から落ち、怪我をしてしまった。
といった使い方をします。be動詞+ injuredで「怪我をした状態」、名詞「怪我」はan injuryです。
Mrs. Pratt プラット先生: I hope that wouldn't be the case, but it very well could be.
そうじゃないといいけど、その可能性も高いです。
Too soon to tell for now. まだ情報がなくて、分からないの。
第1文は I hope he is not, but it very well could be the case.という風にthe caseを後ろに持って来ると、少し分かりやすくなりますね。very wellがとても変な場所に入るので、it very well could beで丸暗記してください。
Q2はレジのバイト間の会話です。
Cashier 1 レジ係1: Hey, why do you look so worried?
どうして、そんな心配そうな顔してるの?
Cashier 2 レジ係2: Well, somehow, the guy who just entered the shop appears suspicious, potentially because he wouldn't look you in the eye.
いや、なんかね、さっき店に入って来た男が怪しいんだ。たぶん目を合わせないようにしてるからだと思うんだけど。
look 〜 in the eyeで「〜を直視する」というイディオムなので、これを知っていれば一瞬で解ける問題でした。ただ、予想で何とか解くことも出来ます。
問題文は、heから後が抜けていました。この主語に続くのは、動詞または助動詞ですね。選択肢にはlookとwouldn'tがあるので、he wouldn't lookだと分かります。
lookは他動詞として使うこともあり、その際は後ろに目的語が来ます。選択肢にはyouがありますから、次はこれが来ます。残りの選択肢は簡単にin the eyeと並べられます。
前回も出た通り、未来形のwillやwouldは強い意思を表すのに使われることもあります。店員の顔を見ずコソコソした感じだと、こういう悪口を言われてしまいますね。アメリカだと、こういうタイプがレジでいきなり銃を突きつけて来た、とかも多いですから。
Q3は友人間のカジュアルな会話です。justをどこに入れるかで迷ったかもしれません。
Tom トム: How did it go with Jane yesterday?
昨日ジェーンとどうした?
Did you ask her out?
デートに誘ったかい?
ask 〜 outで「〜を誘う」というイディオムです。
Brian ブライアン: Not yet, but don't say that I chickened out.
まだだよ。でもビビっったとか言うなよ。
I just want to take it slow as she seems like a great girl.
ジェーンはすごいいい子みたいだから、慎重にいきたいんだ。
take it slowが「時間をかける、慎重に物事を運ぶ」という意味だと知っていると、素早く解けます。
chickenは鶏肉という意味と別に、「臆病者」という俗語としても使えます。同じ意味でcowardという言い方もあります。発音が少し変わっていますので、確認しておきましょう。
ここではchicken outというイディオムで、「怖がって手を引く」という文脈で使っています。 ジェーンがいい子だから、ブライアンは軽い男だと見られたくないのですね。