色々ありますシリーズ・もしもの時のためのサバイバルEnglish
今日はちょっとだけ、文法問題から離れてみましょう。もし日本に来た外国人旅行客に「これだけは知っておいた方がいい日本語だよ」と教える場合は、何を教えますか?私なら
- sorry, excuse me, thank youの3つの意味で使える「すみません」
- お店の人などに軽くお礼を言うための「どうも」
- ひったくりなどトラブルに巻き込まれた場合に叫ぶ「たすけて」
の3つをサバイバル・ジャパニーズとして教えると思います。これらのフレーズは男女差もないですし。
「ありがとう」はa-ri-ga-touと拍数が多く、しかも英語のrと日本語のrはまったく発音が違って聞きづらいので、あえて教えません。しかも「ありがとう」は親しい間でしか使いませんから。他人相手なら通常、「どうも」か「ありがとうございます」のどちらかですからね。
では、サバイバル・イングリッシュとして何を知っておくといいかというと
- 「ちょっとすみません」「どいてください」など、こちらに注意を向けさせるための “Excuse me.”。まずこれを言って相手にこちらを見てもらわなければ、おとなしい日本人の声は届きません。発音のコツは、cuだけ思い切って大きく言うことです。
- 誰が言われてもうれしいお礼の言葉 “Thank you.”。もちろんアクセントはthで、舌を少し噛んで発音する必要がありますね。
- とっさに謝る時や、もう一度言って欲しくて聞き返す時に使う “Sorry.”。soにアクセントを起き、rは舌が口の中のどこにも触れないように巻いて発音しましょう。
- 「これください」と指差しで欲しい物を伝えるための “This one, please.”。アクセントはthisに置きます。
この4つに加え、何かトラブルに遭った時のために
- 「たすけて」“Help!”
- 「警察が来たぞ」“Police!”
が使えるとなお良いですね。これで怪我をしていれば気づいてもらえるし、強盗なら逃げるでしょう。
英語は6割以上がボディ・ランゲージで伝えると言われるぐらい、表現力重視というかいい加減な言語です。私は英語圏に住んで11年ぐらいになりますが、この6つのフレーズが言えれば大抵なんとかなると実感しています。
ちなみに、2年に1度は中国に出張するくせに、全く中国語は出来ません。この記事で書いた通り、你好と謝々を含めた4つのフレーズで生き抜いています。
medicpress-harada.hatenablog.com
全くの蛇足ですが、politically incorrectなジョークをご紹介。聞いたことある人もいるかもしれません。知らない人が湖で溺れているのを見て、どの国民に何と言えば飛び込んで救助に向かうか?というお題です。
- アメリカ人なら「飛び込んだらヒーローになれますよ」
- イギリス人なら「紳士なら飛び込みますよね」
- フランス人なら「美人が溺れてる!」
- ロシア人なら「飛び込まないと、秘密警察に撃たれるぞ」
- 中国人なら「救助したら、褒賞金がもらえるって」
- 日本人なら「ほら、皆さん飛び込んでますよ」
なんだかお国柄が出てて、苦笑しちゃいますね?日本人、もう少し主体性を持とうよ。ちなみに、国際会議で特に難しいとされているのは
- 日本人を喋らせること
- インド人を黙らせること
- ロシア人を笑わせること
だって。これはズバリその通りでしょう!
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