医学部合格応援団◇息子のための英文法演習ブログ

ロンドン単身赴任の米国公認会計士が、息子のために医学部受験向けに英語を解説しています。

ちょっと難問!イディオム問題・第3弾の解説前編

iPadの調子が悪く、更新が遅れました。

アイルランドは北米を襲っているハリケーンの影響で毎日のように激しい通り雨がありましたが、ロンドンも似たような荒れ模様です。ますますマフラーやダウンジャケットを着ている人が増えてい中、私は相変わらずスーツだけで頑張っています。コートはもうパッキングしてしまったから、出したくないのです。暑がりだし。

今日はイディオム問題の解説ですね。イディオムは暗記勝負の面が大きいですが、理屈を理解したうえで頭に入れると定着率が高いと思います。予想問題本文はこちらです。

medicpress-harada.hatenablog.com

Q1は「不思議だと首をひねる」という意味のイディオムでした。

Everyone was scratching their [ head ] as there was no clue to solve the mystery. その謎を解くヒントが全くなかったので、みな首をひねった。

首をひねるという慣用句が、英語では「困ったなと頭をかいた」と書くのは面白いですね。ヒントは英語ではありますが、普段はa clueの方がよく使います。

 

Q2は「袋小路」というイディオムです。

There were over 800 calls from citizens on the night of the murder.  その夜の殺人事件については、市民から800件を超える通報があった。

Most of them were [ dead ] ends, but one small forensic clue broke the case. そのほとんどは何にもつながらなかったが、ごく小さな科学的証拠により事件は解決した。

 a dead-endとは、行き止まりという意味です。警察は目撃者などから通報を受けたら、事件解決の鍵(a lead)になるかもと捜査しますね。そのほとんどはdead endで解決には残念ながらつながりませんが、今回の例文ではほんの小さな証拠でcaseがbreakした、つまり事件が解決したと言っています。 ここでもclueが「解決の鍵」という意味で出ています。

事件はa case、事故はan accidentです。未解決事件はan unsolved caseで、迷宮入りしたものはa cold caseと言います。この際、一緒に覚えてしまいましょう。

f:id:medicpress-harada:20170327002012j:plain

Q3はよく使う言い方です。I'll be back.に似ています。 

You haven't seen the [ last ] of us.  これが最後ではありませんよ。

We won’t not quit until we win! 勝つまでやめませんから。

親しい間でお別れをする時、「(仮に君が嫌がったって)これで最後じゃないよ」、という言い方です。This isn't the last time you see us.でも同じ意味です。

won'tの使い方については、こちらの記事で確認してください。willはshallよりずっと可能性が高く、強い意志を表します。

medicpress-harada.hatenablog.com

  

↓いま人気の受験応援ブログが読めます↓

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ
にほんブログ村