医学部合格応援団◇息子のための英文法演習ブログ

ロンドン単身赴任の米国公認会計士が、息子のために医学部受験向けに英語を解説しています。

慶応経済という選択肢も考えてほしい

来週の今頃はもう杉並の自宅にいるかと思うと、楽しかったロンドン暮らしが終わるのが胸を突かれるように寂しいです。幸い直属のディレクターも欧州監査のトップも、また異動で戻るチャンスはあるよと言ってくれています。だから5年ばかり日本やアジア太平洋各国で奉公して、今度は自分がディレクターになって戻ろうと思います。その頃には、子供たちも家を出ているだろうし。

この野望は前にも書きました。

medicpress-harada.hatenablog.com

外資系金融のディレクターというと、低くても年収4000万、激務のとこだと億を軽く超えます。で、そういう人々の出身大学として多いのは、圧倒的に慶応です。20年近く前に東京の監査法人にいた頃、同僚も上司も8割は慶応かと思うぐらいいっぱいいて驚きました。それは外資系金融を転々としても変わらず。今の会社でも役員は慶応が1番多く、次が東大です。

監査法人公認会計士試験に受からないと入れない特殊な世界ですが、3年ほどで資格が取れると半数以上が辞めます。で、英語が出来る人は外資系金融へ。お給料は3割とか5割とか上がるし、かつ3年おきぐらいに転職してその度に昇給するので、早くお金が貯まります。

私も31でメルボルンに引っ越した時、現金でマンションを買いました。シドニーに引っ越してからはずっと賃貸にしていて、含み益たっぷりで売れた孝行者でした。

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このブログを読みに来る人は、医学部志望や理系の受験生が多いと思います。人助けがしたい、社会の役に立ちたい、実家の医院を継ぎたい…。そういう志の高い人は、医学部受験を引き続き頑張ってください。応援します。

ただ、「医者になったらお金持ちになれるからね」というのが動機の人がいたら、医者より早くて楽な道があるよとアドバイスしたいです。慶応の経済や商学部を出て、外資系金融や商社に入った方が早道かもしれないですから。

医者は現役で入るのがまず難しいし、医学部を出た地点ですでに24歳ですよね。そこから数年インターンで奴隷労働をして、勤務医になって当直などで体を酷使して…。年収が1500万を超える時には、いくつになってることやら。

一方で22歳で外資系金融に入ったら、30歳で年収1500万や2000万は十分あり得ます。こちらの記事で書いた通りものすごい額の税金を取られますが、それでも手取りも相当です。

medicpress-harada.hatenablog.com

慶応閥という言葉を聞いたことがあるかもしれません。慶応が港区三田にあることから名付けられた、三田会というOB組織のネットワークを指します。これが有名企業や海外の日本人会に根を張っていて、ものすごい結束力を発揮します。

私はICUから海外大学院という別ルートでいつも孤独ですが、慶応卒の部下や同僚の優秀なことはこの20年ずっと見て来ました。コミュ力があって地頭が良い上に、有名企業だと必ず心強い先輩と三田会があるのです。人生勝ち組ってこれだろうと、見てて思いますね。

日本でサラリーマンになるなら、少なくとも毎日9時間や10時間は働きます。それなら時給は1000円より1万円がいいし、それが3万円ならなお良いわけです。

読者の方は医学部受験を考えるぐらい数学が出来るから、慶応経済や商学部を受けるという選択肢も考えてみてください。息子にももちろん勧めます。

都心のキャンパスで下から慶応だったようなサラブレッドと交友関係を持ち、刺激を受けて自分も高みを目指す。これは、生き方としてアリだと思います。

 

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