息子の医学部合格応援団!英語満点を目指す演習ブログ

ロンドンから月水金更新。英検1級の公認会計士が、入試でよく出る英文法や単語を詳しく解説しています。

医学部予想問題 ー 会話文の解説 1/5

 

良い週末を過ごせましたか?ここのところ毎日零下だったロンドンは、昨日からぐっと気温が上昇しています。今日は9℃まで上がるという話でしたが、礼拝を終えて正午ごろ外に出ても寒風ピーピーで、天気予報を呪いました…。

今後1週間ほどは雨がちで、温かめだそうです。2月が終わるまでは0度前後の気温が続くと同僚は言っています。私は2月4日から5週間ほど日本出張なので、一番寒い時期は外せそうです。 

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では、天候に関する会話文の解答を書きますね。解説が長いので、1問ずつ丁寧にいきましょう。

 

1問の例題

A: Oh boy, it’s freezing.

B: Yeah, it’s frosty everywhere. I tripped and nearly fell from the stairs.

A: Lucky you didn’t break your neck!

 

1問の答え:chilly winter

A: Oh boy, it’s freezing.「うわぁ、(凍えるように)寒いね」

B: Yeah, it’s frosty everywhere. I tripped and nearly fell from the stairs.「うん、あちこち凍ってるね。滑って階段から落ちそうになったよ」

A: Lucky you didn’t break your neck!「首の骨折らなくて良かったね!」

 

上記のとおり、寒い寒いと言っています。だから正解はchilly winterです。chillyは寒いという形容詞で、coldが一般的に寒かったり冷たかったりを指すのに対して、皮膚に刺さるような寒さを表す言い方です。

それでは、1文ずつ構造と文法を見てみましょう。

 

A①: Oh boy, it’s freezing.

Aさんのせりふ、Oh boyは「あーぁ」とか「おっとっと」とか「げげっ」など、感情を込める時に出る感嘆符。学校に着いて友達の顔を見た、または屋内にやっと入ったなどして、外のあまりの寒さについ愚痴が出たという感じです。

次の文がいきなりIt’s = It isで始まっています。これは天気や時間を指す言い方は、主語がItになるという不思議な法則からです。BさんのせりふもIt isで始まっていますよ。

 

冷蔵庫はfridge、冷凍庫のことはfreezerといいます。freezeで「凍らせる」という動詞ですが、命令形でFreeze!と叫ぶと「動くな(さもないと撃つぞ)」というぶっそうな意味になります。

 1992年、日本人高校生が留学先のアメリカで、ハロウィーンの訪問先を間違えて射殺されるという悲劇がありました。芝生に入った時にFreeze!と言われたのを、Please「どうぞお入り」と聞き間違えたと報道されていました。

日本人留学生射殺事件 - Wikipedia

撃って来た家では前にも強盗に入られたことがあり、Freeze!と警告もしたからと主張した被告は無罪になり、賠償金も払わないままでした。進学校から留学させた息子さんを亡くされたご両親の無念を思うと、たまりませんね。

私は当時、留学する大学院を選んでいた時期でしたが、この事件を受けてアメリカに行くという選択肢を外しました。

 

例題に戻って、freezing「凍るほど冷たい、寒い」という形容詞です。つまりOn boy, it’s freezingで「あぁ、寒い!」と言っています。自分が寒いのではなく、空気が冷たいという意味なので気をつけましょう。主語はあくまでIt isです。自分の体が冷えてたまらない場合は、I’m freezing.です。

freezeにはほかにもバージョンがあって、frozenはフローズン・ヨーグルトで使うように、凍った状態を指す形容詞です。大ヒット映画「アナと雪の女王」も原題はFrozenでした。エルサの心や、姉妹の関係、そしてエルサを取り巻く環境など、frozenな状態が複数ありましたから、それを表現したタイトルですよね。

過去形にしてShe froze from fear.というと、「彼女は恐怖で硬直した」という嫌な英文になります。

 

B: Yeah, it’s frosty everywhere.

それを受けてBさんがYeah, it’s frosty everywhere.と応えています。YearはYesをカジュアルに言った場合の口語です。

frostは「霜」を指す名詞、その形容詞がfrostyです。

 

everyは「何もかもすべて」という意味で、それに場所を表す疑問詞whereを足して、「どこもここも」という言い方です。every + 人を表すoneで「全員」, every +時間を表す time「いつだって」という風に、everyを足すことで同じように全部という意味になる言葉はたくさんあります。

まとめると、It’s frosty everywhere.で「あちこち凍ってるよね」と言っています。

 

B: I tripped and nearly fell from the stairs.

tripは名詞だと小旅行を指しますが、動詞では「滑る、転ぶ」という意味です。I trippedで「滑っちゃった」という意味ですね。道路が凍結していたから、Bさんは滑ってしまったのです。

nearlyは「もう少しで○○するところだった」という形容動詞です。何をするところだったかというと、fall from the stairs「階段から落ちる」ところだったそうです。危なかった!

 

A②: Lucky you didn’t break your neck!

これには言われたAさんもびっくりしてしまって、(It was) lucky that you didn’t break your neck「首の骨を折らなくて良かったよ!」と同情しています。It wasが省略された言い方で、It is = that以下、つまりyou didn’t break your neckだったのはラッキーだったという文です。

第2問はまた明日!