ネット検索上位の英単語、present・appreciate・confirmに関する追記
昨日お届けしたWeblioの検索ランキング上位の単語のうち、presentとappreciateは2017年に入ってもまだ、トップ10をキープしているようです。
そしてもっとすごいのがconfirm。なんと2009年の年間ランキングで5位に入ってからというもの、2016年まで8年連続で年間トップ5をキープしています。なんでそんなにconfimのことをconfirmしたかったのですが、少々不思議な気もしますが…。
せっかくですので、この3語についてはもっと掘り下げて色々な意味を書いておきますね。単語自体が難しくないので、他の部分をちょっと難易度高めにしました。
present
名詞「贈り物、ギフト、プレゼント」
★I cannot wait to open my birthday presents!
誕生日のプレゼントを開けるの、楽しみだなぁ!
動詞「〜を提示する」
★Come down here and present your view. That sounds so fascinating.
ちょっとこちらへ来て、ご意見を発表してください。素晴らしい案のようだから。
形容詞「現在の」
★We should focus on the clear and present danger.
我々は、目の前にある喫緊のリスクに注力すべきだ。
clear and presentまたはnow and present、real and presentはいずれも「目の前にある〜」という緊急事案を指します。Clear and Present Dangerというハリソン・フォード主演の映画は「今そこにある危機」という邦題でした。
appreciate
動詞「評価する
★I believe I should be more appreciated.
名詞形 appreciation「感謝の気持ち」
★A little more appreciation to me would not hurt.
反義語 の動詞 unappreciate「感謝しない」
★I feel so unappreciated.
上記の3文はいずれも、「自分はもっと感謝されてもいいと思う」という言い方です。
hurtは「傷つける」という動詞で、活用は分かりやすくhurt hurt hurtです。〜would not hurtという形でよく出て、「〜があっても傷つかない」、転じて「〜があってもいい頃だ」という意味です。
もちろん、hurtは元々物理的に人や物を傷つけるという意味ですから、
★痛いからやめて! You are hurting me!
★お腹が痛い。 My stomach hurts.
★ジェーンの一言は、トムの心をいたく傷つけた。 The remark from Jane really hurt Tom's feeling.
といった形でも使えるようになっておきましょう。
confirm
動詞「〜を確認する」
★Have you confirmed the number of casualities? 「犠牲者の数は確認できたか?」
形容詞形 confirmed「決定された、確かな」
★No, we have not got a confirmed figure yet.「いいえ、まだ数は確定していません。」
その反義語 unconfirmed
★It is what it is then. Broadcast that the death toll is still unconfirmed.「それじゃ仕方ない。死者数はまだ判明していないと報道しろ」
大事故があった後の報道局の緊迫した場面を、confirmの活用形で表現してみました。
最初の文で数についてnumberと聞いているのに、聞かれた人がfigureを使って答えているのに気づきましたか?日本語では質問で使われた単語をそのまま使うのが普通ですが、英語は類義語に言い換えることが多いです。
It is what it is.は前にご紹介しました。「現状は変えられない」つまり「仕方ない」という決まり文句でしたね。