医学部合格応援団◆英語上級者向け演習ブログ

ロンドンから隔日更新。英検1級の公認会計士が、入試でよく出る英文法や単語を詳しく解説しています。

慈恵医大・英検準1級レベル問題の解説

生協で買った落花生の薄皮が、まったくむけず…。外に撒いたらそのうちリスが取っていくかもと期待して、街路樹の根元に50個ぐらい置いてきました。野生のリスと目が合ったのに、えさを持ってなくて残念なことがあったのです。

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さて、昨日はイディオムを中心とした、英検準1級レベルの空欄補充問題でした。イディオムは赤字で示しています。

Q1. Julia failed to ( ② account ) for a few hours of her absence after dinner and that made the police suspicious.

① accumulate 蓄積する

② account 説明する

③ adopt 応用する

④ add 足す

 

★Julia failed to account for / ジュリアはfor以下をうまく説明できず

a few hours of her absence / 数時間姿を消したことを

after dinner / 夕食後に

and that made the police suspicious./ そのことで警察が疑い始めた。

 

動詞accountには、countという単語が含まれます。countは数えるという動詞ですね。これが動詞accountになると、forと一緒に使われ「〜を説明する」「~に責任を持つ」というイディオムでよく使われます。

名詞のaccountは「口座」という意味があります。経理担当者はaccountantで、口座にあるお金の説明が付くよう管理するのが役割です。

fail to ~は「~し損なう」という意味です。fail to account for ~で「~を説明できなかった」という意味です。absenceは形容詞absentの名詞形です。be absent from ~「~を欠席する」というイディオムでよく出ますね。absenceだけで使うと「欠席」「いないこと」という意味となります。

まとめると、ジュリアは夕食後数時間姿を消し、そのことで警察に疑われることになったという文ですね。that made the police suspiciousのthatは、a fw hours of her absenceです。

 

Q2. Since John's family was worth millions, money was not an ( ① issue ).  

① importance 重要性(形容詞はimportant、重要ではないという意味だとunimportant)

② inaccuracy 不正確であること(反義語はaccuracy。形容詞はinaccurate)

③ ideal 理想的(これだけ名詞ではない)

④ issue 問題

 

★Since John's family was worth millions, / ジョンの実家は裕福だったので

money was not an issue. / 金額は問題ではなかった。  

 

worth~は「~の価値がある」という形容詞で、worth millionsは百万長者であるという意味です。1ミリオン米ドルは1.1億円、1ミリオンポンドは1.4億円です。しかもここではmillionsとミリオンが複数形になっていますので、裕福なのは間違いないですね。

issueは名詞で「問題」という意味です。~ is not an issueという形で「~は問題ではない(他に問題はあったが)」という使い方をします。

 

Q3. After an altercation with his girl friend, John wrote an apology letter to ( ③ patch ) things up.

① put 置く

② pat ポンとたたく(give ~ a pat on the shoulderで「~を励ます」)

③ patch 繕う

④ prosper 栄える

 

★After an altercation with his girl friend, / 恋人ともめた後、

John wrote an apology letter / ジョンは謝罪の手紙を書いた。

to patch things up./ 仲直りをするために

 

altercationかapologyのどちらともを知らないと、解けない問題です。

altercationは「もめ事・喧嘩」という意味の名詞です。喧嘩の種類には口論quarrelと殴り合いfightがあり、altercationはその両方を含みます。

apologyは「謝罪」ですね。アクセントはpoにあります。「謝る」という動詞apologizeも、アクセントは第2音節です。

逆にこのどちらかが分かれば、ジョンは仲直りするために手紙を書いているのかなと予想できます。「仲直りをする」というイディオムはpatch things upです。ジョンは恋人を怒らせてしまったので、手紙を書いて仲直りをしようとしているのです。

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Q4. If they think Andrew is just an average boy, they have ( ① another ) thing coming. He has a real talent in math.

① another 別の

② accidental 偶然の

③ actionable アクションにできる

④ attached 愛情を持った

 

★If they think / もし彼らが~と思っているなら

Andrew is just an average boy, / アンドリューが普通の子だと

they have another thing coming. / 勘違いしている。 

 

averageは「平均的な」というのが大元の意味である形容詞ですが、人に使われた場合は褒められた意味ではありません。誰かがあなたのことをaverageと呼んだら、怒っていいです。「つまらない」「平凡な」という意味だからです。

anotherは「もう1つの」「別の」という意味です。ただThey have another thing coming.というイディオムになると思っているのと違うものが来る、つまり「勘違いしている」という意味です。

一度ちゃんと整理しておかないとアキレス腱になってしまうanother, other, the other, othersの区別は、こちらで復習しましょう。

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★He has a real talent in math. / アンドリューは数学の天才だから。 

have a talent in~で「~に天賦の才がある」という意味です。is talented in~と同じ意味です。

 

Q5. We were quite worried that Tom and David had not practiced enough for the show. However, once on the stage, they pulled it ( ③ together ) and surprised us.

① top 頂上の

② tall 背が高い

③ together 一緒の

④ tough 難しい

 

★We were quite worried / 私たちはかなり心配していた。

as Tom and David had not practiced / トムとデービッドは練習していなかったので

enough for the show./ ショーのために十分

 

トムとデービッドが何かショーに出るのに、そのための準備を十分にしていなかったという大過去の文です。時制を順を追って見てみましょう。

① トムとデービッドは準備をしなかった。

② そしてショーがあった(この地点がすでに過去。つまり①はその前で大過去)

③ 先生かご両親か、Weがそのことを回顧している(これが現在)。

という順番です。

 

★However, once on the stage, / しかしながら、いったんステージに出ると

they pulled it together and / 彼らはうまくやって

surprised us. / 私たちを驚かせた。

 

onceは、once upon a time「昔むかし」というイディオムでよく出るとおり、「過去のある時点で」という意味を持ちます。ただ今回のように「いったん~したら」という意味もありますので覚えておきましょう。

pull ~ togetherは「~をうまくまとめる」という意味のイディオムです。このように嬉しい驚きはa positive surprise、思っていたのに反した残念な驚きはa negative surpriseです。

 

確認したところ、リスに下賜した落花生はほとんどなくなっていました!