医学部合格応援団◇息子のための英文法演習ブログ

ロンドン単身赴任の米国公認会計士が、息子のために医学部受験向けに英語を解説しています。

ロンドンのスラムに住んでみた

ロンドン暮らしも、あと3週間となりました。東京オフィスへの異動は10月1日ですが、その前に2週間アイルランドに出張するからです。

私は会社への徒歩通勤と家賃節約のため、かなりヤバい地区で暮らしてきました。会社は、この15年ほどで人工的に作られた旧港湾地区の金融街にあります(郵便番号でいえばE14)。港湾地区の周りがスラムっぽいのは、あちこちの国であることですね。広大な土地が安く手に入るから、大手デベロッパーが無理に高級マンションをごっそり建てるのも共通です。ボストンもメルボルンもそうだし、豊洲もそれに近いかも。

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E14で画像検索すると、ピカピカの銀行群に混じってヤバげな建物が写し出されます。

London E14 - Google Search

で、実際に住んでみてどれぐらいヤバいかというと

  • 白人がめったにいない。たまにいても、少なくともフランス語・イタリア語・ポーランド語ではない、何語か分からない言葉で話している
  • 道行く人の8割は、民族衣装を着たイスラム教徒
  • 会社まで1.5kmほどの道程で、雨が降った翌日は壊れた傘が20本以上路上に捨ててある。日本のような透明なビニール傘ではなく真っ黒なコウモリ傘なので、捨てられた様子はカラスの死体のよう
  • 政治犯の収容所跡があり、そこで暴動が起きたことが自慢げに落書きしてある
  • 週末の夜はラップ合戦になり、通りがとてもうるさい
  • 犬の糞はそのまま。しかもボクサーやロットワイラーのような闘犬並みのデカい犬ばかりなので、落し物も馬並みに大きい
  • 電話ボックスに人糞がある(東京で犬を2匹飼っているから、犬の糞と人糞の違いは分かる)
  • 駅の階段はホームレス臭で吐きそう
  • 家主が5週間ニューヨークに出張した際は「絶対にひとりだとバレないように」と重々注意された

私はインド出張に何度も行き、300万人にトイレが6つしかないというムンバイのスラム・ツアーにも行ったつわものです。元の出身も修羅の国だしね。その私から見ても、ロンドン東部はなかなかひどかったです。

medicpress-harada.hatenablog.com

もともと階級社会のイギリスでは、ロンドンの西は上流階級、東は下層階級とはっきり分かれています。そこに日本の何十倍ものバラエティで、さまざまな人種と宗教が交じり合ってます。よく言えばマルチ・カルチュラル。真実は無秩序。

東はまずいということは知っていましたが、子供たちが来たら西ロンドンに引っ越せばいいやと思っていたので、適当なシェアハウスにいました。潔癖症の家主と2人暮らしで、しかも毎週金曜から月曜は私だけだったから快適そのもの。毎月海外出張で住む所はどうでもいいかなぁと、ついそのまま丸1年が経過した次第です。

ロンドン留学を考えている人がこのブログを読んでいたら、「全力で東は避けろ」と言いたいです。このまま強盗に遭わず五体満足(in one piece)で東京に戻れれば御の字だなと思います。ロスでバスジャックでも大丈夫だったので、今回もサバイブしますよ!

medicpress-harada.hatenablog.com

 

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