慈恵医大・英検準1級レベルの空欄補充問題 ─ 解説前編
今日の解説は、空欄補充問題ですね。まずQ3までの少し難易度低めのものを解説します。予想問題本文はこちらです。
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答えはこんな感じ。
Q1. [ Not ] a day goes by when Carol does not remember her lost dog.
Q2. Russle Strange was a high school teacher who was loved and respected by other teachers and students [ alike ].
Q3. Laura disappeared in [ thin ] air and that was totally out of her character.
Q1とQ2は、いずれも文の意味を正しく予測できると答えが導けます。ではQ1から。
★Not a day goes by / 〜は1日もない。
when Carol does not remember her lost dog. / キャロルが死んでしまった犬のことを思い出さない日は
「〜せずに過ごす日はない」「毎日〜してばかりいる」という決まった言い方です。
Q2はalikeの使い方についてです。
★Russle Strange was a high school teacher / ラッセル・ストレンジ氏は高校教師だった。
who was loved and respected / 愛され尊敬された
by other teachers and students alike. / 他の教師にも生徒にも等しく
alikeは副詞として使うと、「一様に」という意味です。一方で形容詞として使うと、「そっくり」という意味になります。
例)Taro and Jiro looked alike so much that some people could not tell one from the other. 太郎と次郎はあまりにそっくりだったので、どっちがどっちか分からない人もいた。
ここで注目して欲しいのが、otherとthe otherの使い分けです。
ストレンジ先生は他の先生から好かれていたという最初の文では、otherを使っています。教師という集団の1人として、ストレンジ先生がいます。そしてストレンジ先生以外の先生全員を指す場合は、the other teachersとなります。でも全員が全員ストレンジ先生のファンということもないだろうから、other teachersというのが正しいです。the otherやthe othersとすると、残り全員を指すことを覚えて起きましょう。
一方で太郎と次郎の見分けをつけると、残りは必然的に全員となります。残りは1人なので単数系のthe otherが正解、the othersは誤りです。otherやthe otherについてはこの記事の⑧でもまとめてあります。
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Q3はinto thin airとout of characterというイディオムが出ています。
★Laura disappeared into thin air / ローラは姿を消し
and that was totally out of her character./ それは普段の彼女からは考えられないことだった。
thin airは巨大な空間を指し、vanish into thin airやdisappear into thin airという風に「消える」という意味の動詞と一緒に使います。「まったく姿を消す」という慣用句です。out of characterは日本語でも言う「キャラじゃない」という言い方ですね。
*甲子園観戦記*
やったーーー!クリスチャン系の盛岡大付属が、ホームラン5本の空中戦を制して夏初めてのベスト8進出を決めました。20時間ぶっ通しで起きて甲子園を応援→満塁弾で6-2になったから午前1時にやっと安心して眠ったのに、ふと起きたら7-7。延長戦に入るところで、また応援のやり直しでした。
応援してたチームが勝つのは8試合ぶりなので、久々に感涙です。どんだけ勝率低いんだ?という感じですが。
あと、大阪桐蔭がたった今サヨナラ負けしました。判官びいきで仙台育英を応援してたけど、いきなりの幕切れに号泣する大阪桐蔭ナインにはもらい泣きです。素晴らしい下級生がいっぱいいるから、また来年ね。
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